【30代管理職向け】男性の育休と時短を心から推奨する経験談

コラム

育休2週間、時短1ヶ月取得しました

二度目の転職で今の会社に入り、入社後1年くらいで次男が生まれました

その時、育休2週間、その後時短を1ヶ月取得しました

私は、育休・時短を取得して家庭においても仕事においてもいいことがあったと感じています

その時の仕事は何だった?

社内のIT全般を管理するグループの長で、部下やパートナー企業を管理し、従業員に安定した環境の提供とスムーズな環境改善を進める、管理職でした

部下2名、パートナー3名、自分、の計6名チームでした

取ってみてどうだった?

育休、時短ともにいいことしかありません

その、いいことって何?をお話します

家庭にとって

育児家庭において、まずもって大人が二人いる、という時点でいいことです

育児において、リソース不足は深刻な問題です

私は一人目の時、育休を取らなかったのですが、今思うと本当に育児をなめてたと思います

後悔しています

育児のリアル

まず、育児に対して知っていただきたいと思います
※もうすでにお子さんがいらっしゃる方、ご容赦ください

私がまず伝えたいのは

育児は尋常じゃない心理的・肉体的負荷の上に成り立つ行為


だということです

心理的負荷

赤ちゃんはひたすら弱く、脆い存在です

自分がこの命に責任を持っているというプレッシャーはすごいものがあります

抱き上げるとき、お風呂に入れるとき、寝ている時ですら緊張が伴います

周りに何かぶつかるものはないか、熱くないか、寒くないか、機嫌はどうか
排泄は順調か、肌が荒れているが大丈夫か、せき込んでいるが大丈夫か、ミルクを吐いたが大丈夫か

わからないことだらけで、心配の種は尽きません

”わからないことだらけ”

これがまさに私が一人目の時に育休を取らなかったことを後悔している理由です

長男が生まれた直後、私が会社にいる間、妻はたくさんの初めての出来事に対して、右も左もわからず試行錯誤しながら対応していたことでしょう

育休をとっていれば、もっと一緒に解決してあげられたのに、と後悔しています


なので、一人目のお子さんが生まれる時、是非男性の皆さんは育休・時短を駆使して自ら育児を経験し、理解し、共に頑張ることをオススメします

肉体的負荷

肉体的につらいのは、寝かしつけ及びそこからくる睡眠不足です

赤ちゃんは眠ってもすぐ起きます

寝かそうとしてもなかなか寝ません

めっちゃ泣きます

音量もすごいし、頻度も容赦ないです

メンタルの崩壊

育児をしていると、メンタルが崩壊する時がしばしばあります

理性が、悲鳴をあげるのです

一緒にイメージしてください

深夜12時、もう眠い頃、体も疲れ切っている
泣き叫ぶ赤ちゃんを30分抱っこしてゆらゆら、なんとか寝かして15分
ギャー、と赤ちゃんの泣き叫ぶ声
泣く子を抱きかかえ、30分抱っこしてゆらゆら、寝かしつける、時間は深夜1時半
寝た、よし、じゃあ赤ちゃんをベビーベッドに置いて自分も寝よう
ベッドに置いた瞬間、ギャーと泣き出す、失敗した

時計を見ると、深夜2時

この時の心理状態ですが

抱っこでゆらゆらしている赤ちゃんを壁に向かってそのままポーンと放り投げてしまいたいと思うレベルです


個人差があると思いますが、私の場合はほんの少し理性が勝ってなんとか堪えた、そういう感覚です

それだけ心理的・肉体的に負荷の高いのが育児です


育児は、人一人が耐えうるキャパの限界を試すような出来事です

生まれたその瞬間、その日から、逃げ場はありません

奥さんにとって、最も信頼のおける、身近な存在は、旦那さんです

子供が最も安心感を感じるのは、親です

父親になった男性は、会社の力になる前に、目の前の大事な人達の力になるべき


そう思います

仕事にとって

私は、育休・時短の取得が、個人にとっても会社にとってもメリットがあったと感じています

個人にとって

個人にとって、育休・時短のいいところは、仕事を離れることで自分を見つめ直す時間が取れることです

男性の脳は問題解決型です

仕事が忙しくなってくると、全神経を仕事の課題に注ぎがちではないでしょうか

そんな一番神経を使っていたモノがゼロになった時、おそらくそれは学生時代に戻るくらい、感覚としてリセットされます

働いている以上、頭が空っぽの状態で自分を見つめ直す時間を取ることは、育休以外だとむしろ取るのがなかなか難しいと思います

私の場合は2週間、仕事を離れ、子供と触れ合い、特に大きかった出来事は

妻と子供の育成方針について話す時間ができた


という点です

自分の価値観を揺るがす大きな出来事だったと感じています

7つの習慣、という本も読んだ方、多くいるかと思います
その中で自分自身の生き方に対する宣言「ミッション・ステートメント」という概念があります

自分の人生において、どの役割を優先し、どの役割において何を成すか、を宣言するものです

皆さんが生きるうえで、会社での役割である部長、課長といった役職以外に、夫、父、あるいは子、兄弟、地域住民、などいろいろな社会的役割があるはずです

育休は、仕事以外の役割に対して、じっくりと腰を据えて、自分が夫として、父として、あるいは老いゆく親に対しては子として、何を成すべきか、を考えるいい機会になります

会社にとって その1 管理職のいない隙にチームが成長する

管理職が育休・時短を取得した時、チームにっとてそれはチャンスです

組織の長が会社にいると、メンバーが質問してきたり、迷ったら聞いちゃえという人が多いと思います

それが、マネージャー不在だと、どうせなら自分で判断してみよう、自分で考えてみよう、という機会が生まれます

自チームの長がいないことで、何か課題を解決しようとする際に、他チームの長や一つ上の上司とコミュニケーションを取る機会も増えるでしょう

「○○さんが育休でいないので、、」

このセリフがあることで、周りに助けを求めるハードルが下がるのです

例えば、今のチームをイメージしてください

一日数時間、マネージャーがいない組織

回るでしょうか?

もしできないというのであれば、それでも回る組織を作りましょう

自律的に判断し、行動できる素晴らしいチームを作りましょう


そういうチーム作り自体、マネージャとしての手腕が問われる気がしませんか?

もしそんなチームができていたなら、時短が明けた後、あなたの時間は以前より有意義に、もともと時短していた一日数時間、全く新しいチャレンジに使えるようになります

マネージャとは本来、そういった時間で新たなチャレンジの企画、外部との交流をすることでチームを大きく成長させることが職務のはずです

チームを自立させることで、育休取得前よりも、よりマネージャ業務に集中できるようになることでしょう

会社にとって その2 子育てを通じて自分が成長する

モンテッソーリ教育の話をします

モンテッソーリ教育、という言葉、ご存知でしょうか?

この教育手法で育った人の中にはビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグ、将棋の藤井そうたさんなど、偉業をなした多くの有名人がいます

詳しくはググっていただくとして、大事な概念を一つ紹介させてください

モンテッソーリの概念のひとつに敏感期、があります

幼児はその成長段階において関心のある時期が順に現れるので、それに合ったものを与えましょう


という考えです

順番や難易度を間違えると、興味を持てなかったり、失敗してショックを受けることになるためです

逆にピッタリハマると子供は物凄い集中力とスピードで吸収、成長します

この考えは、大人の成長にも当てはまると考えています

部下を観察し、興味を探る

成長のフェーズを見極め、適切な難易度の仕事を提供する

大人だって、順番や難易度の間違った仕事には、興味を持てなかったり、失敗してショックを受けます


部下への指示で、順番や難易度を間違えて失敗したというケース、心当たりありませんか?

子供も、大人も、基本的に同じです

子育ては、部下の育成に応用がききます

育休・時短で観察スキル、成長を促すスキルを身につけましょう

デメリットはないの?

悪い事、は基本的にありません。

ちょっとの間、管理職がいなくても大丈夫です

自分がいなくても回るチームを作る
そして一時離脱して、一回り成長して、戻ってくる
成長したその手腕を発揮してさらにチームを強くする


これが管理職に求められることだと思います

管理職ってそれだけ優秀だし、それができる人です

育休も、時短も、進んで取りしましょう

家庭にも仕事にも、イノベーションが起きます

社会全体にとって、それが最高です

最後に 家庭円満のコツ

最後に、このスーパーしんどい育児生活を明るく過ごす方法をお伝えします

いくら疲れていても、お酒を飲んでいても、仕事から帰って、もし家で奥さんが起きていたら

10分間、黙って話を聞いてくさい


その間、絶対に何か自分の意見を言ったり、問題を深掘りしてはいけません
ただ頷き、微笑み、時々同じことをオウム返ししてください

今日、こんなことがあって大変だったの

そうか、そんなことがあって大変だったのか

答えを出そうとしないでください

ただ、話を聞いてください

それだけで、一人の女性が元気になります

奥さんが元気だと、家庭が明るくなります

一日10分、やってみてください

おわりに

30代管理職が育休と時短を取得した体験談、いかがだったでしょうか

育休も時短も心からオススメします

ぜひ参考にしていただき、少しの勇気を持って育休・時短を申請してください

一つでも多くの育児家庭が、少しでも明るく幸せになるように